今月きいたもの(2019年2月)
James Blake『Assume Form』(2019年)
ロンドンのシンガー・ソングライターの4枚目。奇妙さや冷たさは作品を重ねるごとに薄れている印象で、今作では肉感的な温かさもある。もろヒップホップな音も増えている。美しい荘厳さを秘めているのは変わらず、それは変わらぬ魅力。これまでの作品よりも、気軽に何度も繰り返し聴くことのできる好盤だと思う。
The National『Boxer Live in Brussels』(2018年)
オハイオ州のインディーロックバンド。2007年の名盤『Boxer』の完全再現ライブの音源。バンドでのライブならではの躍動感が溢れ素晴らしい。ホーンもバッチリ入る。それにしてもボーカルのマットの声質の魅力たるや。