今月みたもの(2018年6月)
ポール・グリーングラス『ボーン・アルティメイタム』(The Bourne Ultimatum)2007年
DVDのジャケットだけど、こんなシーンあったけ…?3作続けて観たが、群衆に紛れて追っ手を巻くとか、カーチェイスといったお家芸は健在。しかしモロッコの密集した住宅地の屋根を走っては跳び、窓を破りまくる追跡兼逃走シーンはハラハラするし、CIAを出し抜き本部に潜り込むところはとてもかっこいい。1作目のオマージュも出てくるのも良い。大変素晴らしいシリーズでした。
本作の個人的見所は全て以下の動画で確認できる。
トニー・ギルロイ『ボーン・レガシー』(The Bourne Legacy)2012年
マット・デイモンの代わりに、ジェレミー・レナーがCIAとか警察とか殺し屋とかオオカミとか無人戦闘機に追われたり、逆に追いかけたりする映画だった。テンポが冗長な感じで、あんまりハマらなかった。
ポール・グリーングラス『ジェイソン・ボーン』(Jason Bourne)2016年
マット・デイモンが戻ってきた。人を替え場所を替え、やってることはいつもと一緒なんだけどちゃんと面白い。ボーン大好きCIA側はついに長官がのこのこ現場に登場。層が薄くない?ラスベガスでのカーチェイスが大興奮で、SWETの車ちょーつえーとなります。
デミアン・チャゼル『セッション』(Whiplash)2014年
日大アメフト部の騒動のあとだとなおさらですが、こんな指導褒められたものじゃない。でも指導者と奏者、どちらもドン引きするようなエゴをさらけ出しきっているのが奇妙な清々しさにもなっている気がする。緊張感あふれ、映画としてとんでもなく面白いのは間違い無いです。ドラムかっけーとなります。
『シャーロック(シーズン1・2)』(SHERLOCK)2010・2012年
大変話題のドラマがずんずん再放送されているので観ていた。第1話は事件としてなんだか地味だし、シャーロックの破綻者ぶりにちょっと乗り切れなかったが、徐々にワトソンとの掛け合いが噛み合ってくると観るのが止まらなくなった。キャラクターで引っ張られる魅力がある。モリアーティが出てくる話は大概お気に入りです。